昨年11月頃から何度か海外出張の機会があったため、しばらくの間、「鞄に入れるもの」を強く意識した生活を送っていました。

旅行の持ち物についてのチェックリストは、旅行代理店や各種の専門サイトで簡単に見つけることができます。しかし当然のことながら、それらのほとんどは万人向けに書かれているため、旅行スタイルによっては不要なものがたくさん含まれていたり、「個人的にすごく便利だと思っているもの」がすっぽり抜け落ちていたりということがままあります。
もちろん、月に何度も海外へ行くというくらいの人であれば、持ち物についても特別に意識することなどはないでしょうから、リストで管理するよりは、身体で覚えている場合のほうが多いかもしれません。また、せいぜい年に1回くらいのお出かけであれば、その都度ゆっくりと準備を楽しめばいいと思います。私はどちらにも当てはまらず、「ときどき遠出するけど、いつも忘れ物が気になるんだよね」という中途半端な立ち位置なので、いつの頃からか自分用にカスタマイズしたリストを持っておくようになりました。
私の場合、よくあるパターンは1週間から10日程度の出張旅行です。もしくは同じくらいの期間で個人的な用事をいくつか済ませるような形。土日を挟むこともあるので、必ずしも毎日びっしりと予定が詰まるとは限りませんが、わざわざ遠くまで行ってひたすら遊びほうけるとか、観光三昧とかいうのはあまり経験がありません。(というわけで、この記事はプライベートジェットしか使わないとかバックパッカーだとか買い物旅行の人だとかには全然参考にならないと思います。)
また、荷物はすべて機内持ち込みが基本です。これは、一つにはバッゲージクレームエリアでだらだらと待つのが嫌だから。仮に自分の荷物が一番先に出てきたとしても、ああいう所在のない時間って長く感じるものです。そしてもう一つは、ロストされる可能性がなくなることですね。このリスクをなくせるというのはすごく気が楽です。適切なケースを選び、上手くパッキングをすれば、2週間程度までなら受託手荷物として預け入れるほどのサイズにはなりません。持ち込み制限についても、一時期は爪切りや刃先の丸い化粧バサミなどまで禁止になっていることがあって不便でしたが、今はどこもだいぶ緩和されてますしね。入らない、持ち込めないというのは、よくよく考えると「もし向こうで必要になったら買えばいいや」ってものが大半のはずですよ。
